孤独な僕と前向きな変わり者の私 Netflixオリジナルドラマ ーダッシュ&リリーについて
クリスマスが近くなると賑やかでグリーンとレッドな街並みが恋しくなります。
ツリーが並び電飾で飾られ、宗教的にはなんの関わりがない私達も
アメリカの雰囲気に心踊るのです。
今年はコロナのせいかそのムードをまだ味わえずにいることに気づき、
寂しくなる今日この頃です。
以前書きました応答せよ1988ロスが長く続き、
ドラマも朝ドラくらいしかまともに見る気になれずにいましたが
クリスマスムードに惹かれ一話25分弱全8話というところで
見始めたました
ダッシュandリリー
主人公は、ニューヨークに住むティーンエージャーの男女二人。
この二人は全く違う家族環境で育ってます。
まずダッシュという男の子17歳高校生ですね。
離婚家庭で育ち両親はお互い奔放。
クリスマス休暇中にお互い他の予定があるため子供を押し付けあってい
結果ダッシュは彼女と旅行に出かけて不在の父方の家で過ごすのですが、
母親は父と二人で過ごしていると思っている。
結構複雑です。そのためかダッシュは他の人間たちにあまり期待してないというか
ポジティブな展望を考えれない冷めた性格になってしまっているようです。
他の要素はというと本を愛していてオタクというより気難しいインテリなタイプです。
救いなのがとても陽気で思いやりのある友人がいること。
この友人が二人の架け橋にもなっていきます。
いい仕事しますっw
そしてリリーという女の子。同じく17歳高校生です 。
日系人と白人のハーフ。
両親の親戚付き合いも濃密で賑やかな家庭で育ちます。
なぜか両親の影は薄いのですが、おじいちゃんは厳格でリリーを愛しているが故、
管理しようとするのです。
そしてリリーには同世代の友達がいません。
同世代の環境では浮いていると感じているのです。
性格はかなり明るくポジティブ。しかしみんなと自分が違うと感じているためか
思い切れない部分も持ち合わせています。
家族はそんな彼女を心配し、管理しているようにも見えます。
彼女の言った好きなセリフがあります。
自分らしく生きてきたから友達が少ないの。
引用:ダッシュ&リリー
彼女らしい素敵なセリフです。
話はリリーが兄の力を借りていとこの本屋さんにたくさんの指示が書いてあるノートを置くことから物語が始まります。
そして家族に見捨てられ時間を持て余したダッシュがそのノートを見つけるのです。
それから二人の交換日記が始まります。
環境がまったく違う二人ですがネガティブな共通点があります。
自分の可能性を決め付けていること。
まったく違う世界で生きる二人の指示がお互いの殻を破り可能性を広げていくのです。
クライマックスに向けてお互いの弱点に対して前向きに変わっていく展開にワクワクし
若き日が蘇る一作でした。